クラシックを聴いていたら
ドボルザークのユモレスクが流れた。
この曲、小学校の掃除時間の音楽だったから
どうしても重なってそのイメージしか浮かんでこない。。
他にも、読書朝会の音楽とかね。

* * *

中学の時の音楽の先生が
私達の学年にだけ1人1人に
選りすぐりのクラシック80曲が入ったテープをくれた

もちろんただくれたわけじゃなく
音楽を流して曲名と作曲者、出身地や〜派などを答えるテスト用だったけど
今でも大事に聴いている

その先生のことを一言であらわすと
情熱的で感情が豊かな人
子供のような人だとも思った
合唱に力を入れていて、とにかく認めた人間にしか授業をしないし歌わせなかった。
その人が合唱を教え込むと誰でも見違える程うまくなる
入学したての頃と3年後の合唱を録音して聴き比べたときは
鳥肌が立った。

とにかく先生の選んだ80曲は素晴らしい
その先生は私達の最初のへたくそな合唱に何かを感じたらしく
本当に私達の学年にだけ真剣に合唱を教えていた
先生は靴箱から少しでもはみ出た上靴を外にほおりなげたり
気に入らないと授業をしない
だけどそんな先生のことを誰より尊敬していた
先生の授業は凄かった
先生の音楽の授業で口ぱく(古い?)なんてもってのほか
ふだんチャラチャラした子をも真剣にさせた

私達が3年になる頃、具合が悪くなって一時他の先生がやっていたけれど、まったくもってどこにでもありそうな音楽の授業だった。つまらなかった。
その人の他にももう一人来て、音楽の先生は3人だったけれど
私が音楽の先生だと思っているのはあの先生だけだ。

ただ歌うだけじゃなく、いろんなこともやった。
ペーパーテストの時は、「僕ヒマだから早く終わらせて合唱しよう」と言っていた。笑
先生は白髪に髭を生やしていて、いつも襟のないシャツを着ていた。いろんな話もしてくれたし、合唱の練習もみんなの気合いは凄かった。それには先生も驚いていたけど、なんだか楽しそうだった。


いま、何をなさっているのか分からないけど
またお会いしたいです。

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