ちょっと落ち込んでいた日
できればあまり、自分からは話をしたくない。
周りは授業中で静かだし、ずいぶん前の方で何やら話をしている教授がいて、ペンのカツカツいう音が妙に耳につく。
あいにく天気は曇りで、空を見ても黒い雲しか無いし。
なーんだかなぁっていう気分。
その日は寒かったから、ジャケットやブーツの人がよく目について、あたしもブーツ買おう、なんて呑気に考えた。
人ってすごく短い間にいろいろ考えるんだね。どうでもいいことも。
いちいち書いていたらきりがないからこのくらいに。
というわけで、帰りに駅でアルバイト情報誌やらを持って帰りました。
自分からは話をしないでいたら、となりの子がやっぱりあたしのそんな雰囲気を感じたらしく、いつもより少し控えめにあたしの名前を呼んだ。ごめんね、気遣わせちゃって。
だけどこの子は今日、あたしに話たいことと聞きたいことがたくさんあるはず。わかっていたからなぁに?って笑顔で返したらたくさん話だしたからのんびり聞いていた。
この子の彼の親友はあの人。やっぱりあの人の話もでちゃうのね。ふぁ〜しょうがなーい。この子に悪気はない。
嫌なのに、あの話は嫌なのに、この子が好きだと何故か話ができちゃうから不思議。たくさん話を聞いていたのに、気づいたらあたしも話を聞いてもらっていた。
人ってやっぱり、悩んでいる時は話、聞いてもらいたいものなのかなって思った。こういうことを話した後は、泣いた後とどこか似てる気がした。
帰りはいつものバスには乗らずに、友達と同じバスに乗った。
もう少し一緒にいたかったから、ただそれだけ。友達だとこんなに簡単にできるのに、どうしてそうじゃないのはできないんだろう。まぁいっか。
バスを降りて、最寄りの駅から電車に乗った。この駅は好き。普通電車しかとまらないから、なかなか電車がこないんだけど。暗くなってからの駅は意外と好き。小学校の頃のバレーを思い出す。暗くなってもまだ点いてる体育館のあかりとか。好きだったなぁ。着いた駅でしばらく話たり、ふざけて遊んだ。すごく楽しくて話に夢中なのに、あのことがちらちらと頭に浮かんだ。
友達があたしの右に座ったからそっちを見たら、その子の向こうにタバコの販売機。左から3番目のタバコ。こんなところでも。
タバコなんか大嫌い。吸う人も嫌い。だと、思ってたんだけどなぁ。友達が電車に乗ったから手を振ってみた。笑って振り替えしてくれた。あたしも笑った。見えなくなるまで振った。そうしたら振っていた手をだれかに掴まれた。
駅で話ている時、女の人が階段はどっちですか?と聞いていて、ある人があっちですって指さした。あたしはいたたまれない気持ちになって、その人の側に行って、腕を掴んで、こっちですよって声をかけた。その人はきっと目が見えなかったの。点字ブロックにそって、階段まで一緒に、と言ったら、あたしの笑顔が見えたみたいに、笑顔でありがとうって言ってくれたの。一瞬だったけど、こういうのってずっと記憶に残るものなんだね。このおせっかいで世話やきな性格はずっと持っていたい。そんな日だった。
人は話をする時、言葉上で交わされる情報は7%しかないんだって。残りの93%は言葉以外のこと。喋り方、表情、仕草、服装、持ち物。。読んで、確かにそうかも!って思った。言われた言葉はすごく耳に残ってる。何かを言う時、どんな状況で言うかで全然違うものになったりもするのかもしれない。
だから余計、恋しくなるのかもしれない。そう思ったんだ。
できればあまり、自分からは話をしたくない。
周りは授業中で静かだし、ずいぶん前の方で何やら話をしている教授がいて、ペンのカツカツいう音が妙に耳につく。
あいにく天気は曇りで、空を見ても黒い雲しか無いし。
なーんだかなぁっていう気分。
その日は寒かったから、ジャケットやブーツの人がよく目について、あたしもブーツ買おう、なんて呑気に考えた。
人ってすごく短い間にいろいろ考えるんだね。どうでもいいことも。
いちいち書いていたらきりがないからこのくらいに。
というわけで、帰りに駅でアルバイト情報誌やらを持って帰りました。
自分からは話をしないでいたら、となりの子がやっぱりあたしのそんな雰囲気を感じたらしく、いつもより少し控えめにあたしの名前を呼んだ。ごめんね、気遣わせちゃって。
だけどこの子は今日、あたしに話たいことと聞きたいことがたくさんあるはず。わかっていたからなぁに?って笑顔で返したらたくさん話だしたからのんびり聞いていた。
この子の彼の親友はあの人。やっぱりあの人の話もでちゃうのね。ふぁ〜しょうがなーい。この子に悪気はない。
嫌なのに、あの話は嫌なのに、この子が好きだと何故か話ができちゃうから不思議。たくさん話を聞いていたのに、気づいたらあたしも話を聞いてもらっていた。
人ってやっぱり、悩んでいる時は話、聞いてもらいたいものなのかなって思った。こういうことを話した後は、泣いた後とどこか似てる気がした。
帰りはいつものバスには乗らずに、友達と同じバスに乗った。
もう少し一緒にいたかったから、ただそれだけ。友達だとこんなに簡単にできるのに、どうしてそうじゃないのはできないんだろう。まぁいっか。
バスを降りて、最寄りの駅から電車に乗った。この駅は好き。普通電車しかとまらないから、なかなか電車がこないんだけど。暗くなってからの駅は意外と好き。小学校の頃のバレーを思い出す。暗くなってもまだ点いてる体育館のあかりとか。好きだったなぁ。着いた駅でしばらく話たり、ふざけて遊んだ。すごく楽しくて話に夢中なのに、あのことがちらちらと頭に浮かんだ。
友達があたしの右に座ったからそっちを見たら、その子の向こうにタバコの販売機。左から3番目のタバコ。こんなところでも。
タバコなんか大嫌い。吸う人も嫌い。だと、思ってたんだけどなぁ。友達が電車に乗ったから手を振ってみた。笑って振り替えしてくれた。あたしも笑った。見えなくなるまで振った。そうしたら振っていた手をだれかに掴まれた。
駅で話ている時、女の人が階段はどっちですか?と聞いていて、ある人があっちですって指さした。あたしはいたたまれない気持ちになって、その人の側に行って、腕を掴んで、こっちですよって声をかけた。その人はきっと目が見えなかったの。点字ブロックにそって、階段まで一緒に、と言ったら、あたしの笑顔が見えたみたいに、笑顔でありがとうって言ってくれたの。一瞬だったけど、こういうのってずっと記憶に残るものなんだね。このおせっかいで世話やきな性格はずっと持っていたい。そんな日だった。
人は話をする時、言葉上で交わされる情報は7%しかないんだって。残りの93%は言葉以外のこと。喋り方、表情、仕草、服装、持ち物。。読んで、確かにそうかも!って思った。言われた言葉はすごく耳に残ってる。何かを言う時、どんな状況で言うかで全然違うものになったりもするのかもしれない。
だから余計、恋しくなるのかもしれない。そう思ったんだ。
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