観劇

2007年11月4日 趣味
観劇
蜷川幸雄さん演出による
舞台『オセロー』を観劇しました。

裏切りと絶望
深い疎外感と愛ゆえの悲劇

人間の心に震えました。

オセローが、かわいい、かわいい、と
デズデモーナを思い言うところでは
静かな場内から何度か笑いが起こったほど。

しかしオセローのあのように愛し満たされていた幸せが
忠実と思っていたイアゴーの怒りと憎しみの手にはまり
命を奪うほどに変わってしまうなんて。

それでも心も目も耳も全て
夫の愛に誓う清らかで美しいデズデモーナに涙しました。

劇の最後はスタンディングオベーション

いつまでも鳴り止まない拍手に
深々とお辞儀をするみなさんと。
両手を広げ感謝を示す吉田さん
感激といわんばかりに胸に手を当てた蒼井さんが印象深かったです。

この悲劇
とことん引き込まれた感じは無かったのですが
今も頭の先から静かに流れ落ちる瀧のように
ひしひしと私の心に焼きついています。

あー、素晴らしかった。

蜷川さんの舞台、
いつか絶対に観たいと思っていました。 

そして幕が下りた瞬間から
蜷川さんの舞台に夢中になり

また観に行くのだと思います。
 
 

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